節税には、デメリットもあります。
節税のメリットは、ご説明するまでもありません。皆様ご存知のとおりです。
では、デメリットは!
例えば、法人の例ですと、会社のランクが下がることです。
税金は、下記のとおり計算します。
法人の所得を計算する 収入-経費=所得
↓
所得に税率を乗じる 所得×税率=算出税額
↓
税額控除があれば控除する 算出税額-税額控除=納付税額
節税しようと思ったら、収入を減らすにせよ、経費を増やすにせよ、まず、考えることは所得を減らすことでしょう。でも、これ、法人のランクを下げることでもあります。
あなたが銀行員だったら、同じような規模の会社で
(1)所得が △100万円 の会社
(2)所得が 100万円 の会社
(3)所得が 1000万円 の会社
があったら、1番融資しやすいのは、(3)の会社だと思いませんか?
所得が少なくすると、評価は下がります。
税率を引き下げる なら、評価は下がりませんか?
でも、現実問題として、税率を引き下げる、もしくは、高い税率にならないようにするには、会社の資本金を大きくしないとか、所得800万円以下に抑えるなどでは、評価が下がります。
(高い評価になりません。)
税額控除を増やす はどうでしょうか?
税額控除対象資産を購入すれば、キャッシュフローを悪化させますね。
なかなか、評価を下げない節税とは結構、難しいのです。